パナソニックのリストラ状況は?2020年も人員削減されたの?
伸び悩んでいるパナソニックは今後もリストラが続くの?
これらの疑問にお答えします。
2020年11月にパナソニック 津賀社長が就任9年目で交代しました。
津賀社長が就任した当時2012年6月は、、パナソニックは7千億円を超える赤字を出していました。
このため、津賀社長は大規模なリストラを実施し、大幅な人員削減や構造改革を実施してきました。しかしながら、収益の柱となる事業がいまだに見えていない中で、パナソニックでの今後のリストラ・人員削減がとても気になると思います。
そこで、このページではパナソニックの人員削減の推移と2020年のリストラ状況についてまとめました。
パナソニック以外のリストラ企業が気になる方はこちらに記事にまとめています。
パナソニックの2011年から2020年までの人員削減の推移
パナソニックの公式Webページに掲載されているプレスリリースでは、ここ数年間のニュース記事に人員削減や希望退職などの記事が見つかりませんでした。
そこで、パナソニックの有価証券報告書の従業員数から、2011年以降、2020年までの従業員がどのように推移してきたのか整理しまとめました。
2011年時点では36万7千人ほどの従業員がいましたが、2020年9月までの従業員数の推移を見ると、10年間で約12万人もの従業員がリストラされていました。現時点での従業員数はグループ連結で24万6千人となっています。
日本を代表する企業らしく、従業員数や削減数の規模も半端無いです。こんなにたくさんの人がリストラされていたとは…
パナソニックで2020年にリストラはあったのか?
前述の一覧でもわかるように、
2020年4月~9月の間で従業員が12,484人も減っています。
昨年2021年度通年と同等の人員削減を今年2020年上期だけで行っています。
色々な事業改革があるとはいえ、これはリストラでの人員削減と言ってよいでしょう。
パナソニックのリストラは、プラズマテレビ事業撤退に始まり、半導体事業 売却、液晶パネル生産から撤退など、次々と事業整理、事業の選択と集中を実施しています。
その一方で、昨年より進めていた太陽電池事業マレーシア工場などの中国大手GSソーラー社へ売却について、途中にて協業契約が解消されてしまいました。
また、米電気自動車大手テスラ向けのEV用電池の北米事業も、数千億円を投じ取り組んいましたが、黒字化するのに大変苦労し、順風満帆とは言えない状況です。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、パナソニックが扱っている事業は逆風なものも多く、今後を展望を期待するのは難しいかもしれません。
つまり、まだまだ厳しい状況であり、今後も事業整理や人員削減となるリストラが続いていくものと予想されます。
パナソニックのリストラ・人員削減 2020年 まとめ
今回はパナソニック社のリストラ状況の整理、そして、人員削減の推移についてまとめました。
また、2020年の人員削減数と今後のリストラ展望についてもまとめました。
パナソニックといえば、家電の大手企業として100年の歴史を持つ日本を代表する一企業です。創業者である松下幸之助氏の意思を途絶えることなく、日本を代表する企業として返り咲いてもらいたいところですね。
日本を代表する企業として、富士通の2020年リストラ状況を次にまとめています。