私は秋葉原にどっぷりはまった50代の一般サラリーマンです。秋葉原には約10年通っていて、今はメイドカフェに毎週行っています。
今回は、メイドカフェの裏メニューや、オタク向けのメニューについてまとめたいと思います。
メイドカフェの基本的な料金についてはこちらへまとめています。
メイドカフェの裏メニューってあるの? なんかエロいの?怖いの?
秋葉原のメイドカフェには、一般的なカフェメニューであるドリンクやフード以外に、メイドカフェならではの色々なメニューがあります。
チェキやゲームについては有名ですが、それ以外にもメイドカフェ等の萌え店へ何度も通わないと分からないオタク用(?)のメニューがいくつかのあります。
例えば、次のようなものです。
- 複数枚チェキ(同一メイド複数枚)
- 複数メイド集合チェキ
- 写メ(スマホ撮影)
- ライブ
- タペストリー(通称タペ)
裏メニューというと何かエロいイメージがありますが、基本はエロくありません。ある意味とてもこわいメニューです。
複数枚チェキ(同一メイド複数枚)
複数枚チェキとは、1枚600円位のチェキを一度に複数枚オーダーすることです。
裏メニューや特別なメニューということではありませんが、この枚数が少し異常なんですね。
意味が分からない位に大量なチェキを頼むオタクがいるんです。
例えば、50枚や100枚を一度にオーダーします。
え?なにそれ!?
って感じですよね。ちょっとやり過ぎ、いやいやかなりやり過ぎな気がします。
普通に考えるとメイドさんとのチェキ、記念撮影に50枚もいらないです。(;^_^A
でも、そのオタクによれば、その枚数の多さがメイドさんへの愛の強さ、愛の証(あかし)を示しているようです。
チェキをオーダーすると、メイドさんを指名することになるので、少なからずメイドさんへの給料の歩合や、キックバックが存在する店が多いです。
だから、チェキを頼まれるとメイドさんは基本的にはうれしいんですが、さすがに50枚とか100枚ともなると事情が変わってきます。めっちゃ大変だからです。
そもそもチェキにメッセージを書く時間がありません。1枚のお絵描きに30秒かかるとしても、50枚なら25分間、100枚なら50分間も描きっぱなしです!こんなに書き続けていたら他のお客さんへ一切接客ができませんし、けんしょう炎になりそうです(汗;)
つまり、頼んだオタクとして、そのメイドさんをかなり長時間占有することになるので、この点でも至福を感じているのかもしれませんね。
ちなみに、計算するとこんな金額になります。
チェキ1枚600円の場合 |
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50枚:3万円 100枚:6万円 |
これは簡単にはオーダーできません。確かに気合が入りますよね。
これらの大量チェキですが、めいどりーみんとアキバ絶対領域でオーダーできます。しかし、メイドさんによっては嬉しい反面、あまりに大変すぎるので嫌がられるかもしれません。
混んでいる休日では当日お絵描きができないので、メイドさんの宿題になる場合も多く、つまり出来上がりが後日になるケースも多いです。
一方、あっとほーむカフェでは大量チェキはNGです。あっとでは、そもそも1回のご帰宅で通常は1メイドあたり2枚までしかチェキを頼めません。
複数メイド集合チェキ
元々チェキ料金は、1枚のチェキあたりメイドさん1人です。複数のメイドさんと撮影したい場合は、そのメイドさんの人数だけチェキ枚数をオーダーします。
例えば、メイドさん2人とチェキを撮る、いわゆるハーレムチェキでは通常の2倍ですし、メイドさん3人とチェキを撮るには通常の3倍のチェキ料金が必要になるんです。
1枚600円なら、2人だと1200円、3人だと1800円ですね。
1枚1800円といえば、ディズニーランド等の行楽地で販売している写真と同じくらい高いですよね。
さらに金持ちオタクだと、その日に出勤しているメイドさん全員を集めて撮ることもあります。メイドさんが8人いたら4800円ですね!
こんなに沢山のメイドさんと一緒に撮るのは、当然かなり大がかりになります。だって、それぞれお給仕をしている複数のメイドさんを一時的に呼び集めて、そこで金持ちオタクを囲んで撮影するわけです。
これは先ほどの1人のメイドさんに50枚チェキを頼むのと少し考え方が違っていて、どちらかというと男の虚栄心を満足させてくれるオーダーに入ります。
なぜなら、こんなおおがかりなチェキ撮影なら必ず周りの客が気が付きます。その周りの客に対して
「俺って金持ちだろ?おまえらこんなに頼めないだろ?俺のことうらやましいだろ、お前ら雑魚とは俺様はレベルが違うんだよ、ざまぁー!」
って感じがあるのかもしれません(笑)
もちろん、このような集合チェキは、 頼んだオタクだけでなく、 メイドさんたちにとって割と嬉しいことのようです。メイドさん同士みんなと一緒に撮れるし、わちゃわちゃして楽しいですよね。
どちらにしても、メイド店以外の店舗ではありえない、メイド店ならではの特殊なオーダーだと思います。
写メ(スマホ撮影)
これはチェキではなく、私たちお客さんのスマホや携帯のカメラで写真を撮るメニューです。
お店にあるチェキだと映りが悪いことが多いですが、スマホカメラは高性能ですし、とてもきれいに撮れます。自分のスマホにデータも残せるので、他の人に自慢するのにとても便利です。
こんな写メですが、チェキと同額のお店がある一方で、写メ専用の特別メニューがあるお店もあります。
特別メニューとは、普段はオーダーできずに、特別なイベントの日だけオーダーできるとか、普通の日に何かの特典を集めることで写メが可能なチケットをゲットでき、そのチケットだけで写メを撮れるお店もあります。
ちなみに、めいどりーみん、アキバ絶対領域では、チェキと同じ料金で写メを頼めます。あっとほーむカフェでは、そもそも写メのメニューがありません。
チェキとの違いはお絵描きがないことです。
つまり、お絵描きに時間がとられません。だから、枚数制限が無いことが多いです。
前述のように、たとえ50枚をオーダーしても、数分で終わり、メイドさんにも嫌がられません。その分、大量に頼みやすくて高額になることが多いですね。
女子のスマホ撮影といえば、自撮りがすぐ思いつくと思います。 写メでは、メイドさんと2人だけで自撮りで撮れるお店もあります。ラブラブなカップルの2人がスマホ撮影しているように撮れるんです。これは、我々おっさんにとってめちゃくちゃ嬉しいメニューですよね。
ライブ
ライブメニューとは、メイドさんがみんなの前でダンスや歌などのパフォーマンスを見せてくれるメニューです。1人のメイドさんを指定して、そのメイドさんにパフォーマンスしてもらえるという、ある種、夢のようなメニューです(笑)
私は 最初、このライブをメイドカフェで見たときにめちゃくちゃ違和感があったんですよね。
え?なんでメイドカフェにこんなメニューあるの?
メイドさんってアイドルじゃないよね??
って感じでした。
でも、今どきの女の子にとっては、人の前でのダンスを踊るのって割と普通のことみたいですね。小中学校ではダンスの授業もあるみたいですし。
我々おっさん視点では、現実の世界のメイドさんのイメージとして、清楚で、落ち着いていて、ご主人様の指示に従って淡々と家事をこなしているイメージがあります。(え?このイメージは私だけですか?(笑))
だから、メイドさんがみんなの前で活発なダンスや歌を歌うなんて、めちゃくちゃ変な気がしたんですが、現在ではこれが定番メニューになっているメイドカフェが多いです。
ライブだけ単体で頼めるとお店はあまりなくて、
大体がセットメニューの一部になっています。
例えば、〇〇シャンパンセットを頼むと、チェキとライブが付いてくる、という感じです。
だから、高価な場合がとても多いです。
セット費用としては4000円、5000円、6000円以上といったメニューがあって、どんどん費用が膨らみます。
表向きは、メイドさんが頑張って覚えて練習してきた成果を見てほしい、という感じになっていますが、実は、これがオタクの底なし沼に陥ってしまうとても怖いメニューなんです。
だって、そのメイドさんが大好きなオタクとしては、メイドさんのダンスをたくさん見たいですよね。メイドさんに「私たくさん練習してきたんだよ!」って言われたら見たくなるのは当然ですし、メイドさんを喜ばせたくて頼みたくなっていまいます。ですので、この高額なセットメニューを複数もオーダーする人もたくさんいます。
ダンスを3曲見るには4000円x3回で1万2千円です。
さらに、メイドさん2人に一緒に踊ってもらうには2倍かかるんです。つまり1曲8000円以上、複数曲なら確実に数万円となります。たった10分くらいで数万円ですよ。人気アイドルもビックリな価格です。
仮にメイドさんに「お願い」と言われ、今日だけのつもりで頼んだら、どうでしょう?
次回にそのメイドさんに会いに行ったら、自分は一度見ればよいとしても、そのメイドさんに喜ばれたい一心でオーダーしたくなってしまいます...マジで泥沼ですね。
これはさすがに際限がなく怖すぎます。
だから逆に、金持ちなオタクにとっては、虚栄心をめちゃくちゃく煽られるメニューなんですよね。
ライブを頼むと、そのメイドさんがライブ中かライブ後に誰がオーダーしてくれたかを示してくれるので、
「あのメイドさんを一番思っているのは、お前らじゃなくて俺なんだよ!下がれ雑魚ども!!」
ってことを、店内全体に知らしめることができるわけですから(笑)
お店としても、メイドさんのファン・オタクからのライブ件数を目標に設定して、各メイドに達成させようとしている店もあるようですし、このライブのオーダーを予想して、メイド店のおおよその収支を考えている店長も多そうですね。
人気のメイドさんなら、1日に10曲以上オーダーされるので、それだけで何万円もの売り上げですからね。うーん…
我々のようにお小遣いが決まっている一般人のおっさんとっては、一番気を付けなければならない危険なメニューと言わざるを得ません。(笑)
ちなみに、このようなライブメニューがあるのは、めいどりーみんとアキバ絶対領域などようにメイドバー、メイド居酒屋といわれるお酒が飲める店が多いです。
あっとほーむカフェではライブメニューにはありません。特別なイベントの時や不定期のお楽しみ会という名前で、無料でダンスを披露してくれることがあります。
タペストリー(通称タペ)
タペストリーとは、壁に掛けられるタイプの織物で、メイドさんの写真をポスターのように部屋に飾ることができる物販です。
多くの店では普段のメニューには載っていないことが多い、いわゆる裏メニューです。
大きさによって価格が変わり、1万円、数万円、10万円以上という種類があります。10万円以上のタペは大きすぎて一人だけでは広げられません。
好きなメイドさんの大きな写真をアイドルのようにいつでも部屋で見ることができるアイテムなので、オタクにとってはめちゃくちゃ嬉しい物販です。
メイドさんにとっても、お給仕とは別のタイミングで モデルさんのように撮影される機会を得らえるし、当然、自分の人気をアピールできて、そして給料の歩合に影響します。つまり、オーダーされるとすごく嬉しいグッズになります。
このタペですが、メイドさんがメイドカフェをやめる卒業式等のイベントでタペを飾ってくれる店もあるので、卒業式にたくさんのタペがあるとそのメイドさんの人気がよくわかります。逆に言うと、卒業式に飾られるタペが少ないとそのメイドさんに寂しがられてしまいます。つまり、他の奴らに負けたくないオタクたちにとっては、推しているメイドさんのタペを買っておく責任が重大なんです。
ちなみに、めいどりーみんとアキバ絶対領域では、このタペが購入できます。あっとほーむカフェではイベント等で一時的に販売することがあります。
裏メニュー、オタク用メニューまとめ
今回は5種類の裏メニューというか、オタク用メニューをご紹介しました。
その他にも、 ドンペリ等の高額なお酒や、 写メの動画版となるライブ撮影権、イベント向けにオーダーできる花束、スタンドフラワー、シャンパンタワー、そして、店舗の貸し切り等々、キャバクラ店からもびっくりされるような隠れた裏メニューはたくさんあります。
メイド店に慣れ、特定メイドさんを好きになってしまった私たちオタクにとっては、夢のようなメニューでもあり、いつの間にかお金を吸い取られて悪魔の極悪メニューでもあります。(;^_^A
我々リタイア前のおっさんにとっては、よほど金持ちで月に数十万円も使える人は別にして、絶対に避けるべきメニューと言えるでしょう。
お金を吸い取られては、元も子もありませんからね。
このような怖いメニューを上手に避けて、萌え店で存分に楽しむためには、私たちおっさんはどのような店を選べばよいか、別のページにまとめたいと思います。
やはりメイドカフェは、自分にあった予算で、自分に合った楽しみ方で、長い期間楽しむことが一番だと思います。お金を十分に守りつつも、これからも楽しんでいきましょう!
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